井上瑞稀くんが高校生最後の日に思うこと
今日は、瑞稀くんの人生の中で、「学生」として過ごす最後の日だ。
小学生の時から「ジャニーズ」という子供には重すぎる看板を背負い続けてきた。
そんな中での学生生活は、不自由だっただろうか、肩身が狭かっただろうか。
果たしてどんなものであったか、私には想像もつかない。
彼にとっての「普通の夏休み」は小学3年生が最後だった。
「春休み」や「冬休み」も同じ。
この10年間、オーディションに行ったあの日から、普通の学生たちが、楽しく休みを過ごしている時も、友人たちと無邪気に遊んでいる時も、瑞稀くんは常に「プロ」としてステージに立ってきた。
できないと判断されればすぐに後ろに下げられる。
代わりはいくらでもいる。
一緒に頑張ってきたライバルたちも次々と辞めていく。
後輩がデビューする。
悔しい思いも沢山してきただろうし、きっと楽しい瞬間もあっただろう。
そんな華やかで残酷な世界で、自分のいるポジションを必死に守り、少しでも前に行くために戦ってきた。
そんな、小さいながらにも頑張ってきた瑞稀くんが、今日で学生を卒業する。
「子ども」だと思っていたのはわたしだけで、もう瑞稀くんは明日から社会人で、立派に大人になっていた。
以前、「久しぶりにオフの日があったが、何をして良いのかわからない」と言っていた。まだ学生の彼からそんなことを聞くとは思わなかった。
瑞稀くんはもうとっくに、「プロ」のアイドルになっていた。
決して、順風満帆ではなかったね。
それでもここまで走り続けてきてくれてありがとう。
校則が厳しく、多くの制限を強いられた学生生活、本当にお疲れさまでした。
明日から社会人だなんて、正直本当に信じられません。
大きくなったね、人間としても、アイドルとしても。
アイドルという仕事を選び続けてきてくれてありがとう。
さて、学校という大きな負担から解放されたわけですが、今まで以上に仕事に120%打ち込める環境が整ってしまったね、瑞稀くん。
これからが楽しみで仕方ない。
常にガチで生きている、一切の妥協も許さない瑞稀くんが、歌・ダンス・ローラー・芝居…と芸に本気で打ち込んだら、どんなステージを、どんな世界を見せてくれるのか、今からゾクゾクする。
今までだって死ぬほど努力して、パフォーマンスで圧倒させてくれるのが瑞稀くんだったけど、これからは真っ白な肩書きで、瑞稀くんのパフォーマンスが名刺代わりになる。
そんなプレッシャーを背負った瑞稀くんのステージを、これから何千何万回と見ていたいし、何度でも私たちを圧倒して、惹き付けて、輝き続けてほしい。
新生、井上瑞稀が、楽しみで仕方ない。